回避性人格障害
人格障害とは、その人の人格が常識からはずれてしまい、社会生活に支障を来たす症状を言い、精神異常とは区別されています。いくつかの種類を持つ人格障害の中で最も恐怖感や不安感が強い症状を回避性人格障害と言います。
回避性人格障害の特徴は、人前で恥をかくことに対して異常なほどの恐怖を覚えると言う点です。人前で失敗したり、人から批判されたりすることを恐れ、人との接触を出来るだけ回避しようとする心が働くようになります。
最近問題となっている回避性人格障害のひとつが「ひきこもり」です。少子化や過保護が原因のひとつと考えられていますが、失敗や批判に立ち向かおうとする強い精神が養われず、失敗や批判から避けようとする弱さの表れが「ひきこもり」であるとも考えられています。
人との関わりを避ける一方で、他人に受け入れられたいという気持ちも持っており、その狭間で更に思い悩むことになるようです。
回避性人格障害は、過保護が原因で引き起こされるケースが多いようです。最近では特に母親の過保護が原因である場合が多く、この場合は母親が子離れすることが重要であると考えられています。子供は、必ずいつかは親の元から独立していくものです。それを無理に引きとめようとすると、自分にとって心地よい場所から離れようとしない回避性人格障害を引き起こしてしまうことになるのです。