森田療法
森田療法とは、1920年頃、精神医学者である森田正馬(まさたけ)が開発した、神経症患者を対象とする精神療法です。森田療法は指示的な精神療法とされ、「症状はあるがままを受け入れ」、「やるべきことを指示」し、「目的本位、行動本位」に実行させる療法です。
森田療法において神経症は、神経質な性格を持つ人が、なんらかの原因で自分の心理や身体の不調に注意を向けるようになり、感覚の鋭敏化、不快感により更に「とらわれ」を引き起こしてしまうこととしています。
治療目的として、
・神経的性格の陶冶
・神経症的心理機制の打開
・生の欲望の発揮
に要約し、体験療法、絶対臥褥、個人精神療法、集団精神療法、作業療法、日記療法などを行います。
・第1期...臥褥時期で、面会、談話、テレビ、読書、喫煙...全ての刺激から隔離され、食事とトイレ以外は絶対臥褥で過ごします。不安や恐怖に直面し、心身の安静と煩悶即解脱を体験する目的で行います。およそ1週間行います。
・第2期...基本的に隔離療法ですが、臥褥時間を7~8時間に減らし、外気浴や日記療法を中心にした個人精神療法を取り入れます。3~7日間行います。
・第3期、4期...作業療法と集団精神療法を行います。1~2週間行います。