ランチメイト症候群
ランチメイト症候群とは、学校や職場で食事を一緒にできる相手(=ランチメイト)がいないことに恐怖を覚えるという、比較的女性や学生に多い症状です。精神科医の町沢静良人によって名付けられた症状ですが、学会に認められた症状名ではありません。
わざわざ、ランチメイトに絞り、名付けられたところから、このような悩みを抱える人は、意外にも多いのではないかと予測されます。まず、食事相手を確保できないことで、自分の人間としての価値を否定することで始まります。そして、一人で食事をしている姿を同僚やクラスメイトに見られたくないと思うようになります。
もちろん自分から誘ったり、輪の中に入っていくことはできませんから、人気のない場所を選んで一人で食事をすることになるのですが、これが原因で登社拒否や登校拒否、更には退職や退学にまで追い込まれてしまうケースも少なくないようです。
ランチメイト症候群は、ランチタイムだけに的をあてていますが、対人恐怖症で見られる、広場恐怖と社会恐怖を兼ね備えていることになります。また、中には、緊張して人と一緒に食事ができない会食恐怖症を併発しているとも考えられます。
もともと、集団の中で孤立することに恐怖を覚える孤独嫌悪シンドロームである場合も多いようです。